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アロマで深い眠りへ!睡眠の質を向上させる効果とは

  • outlapjp
  • 2月18日
  • 読了時間: 2分

更新日:2月24日





本研究の目的は、アロマセラピーと睡眠の質に関する研究を整理し、アロマセラピーが成人および高齢者の睡眠の質に与える測定可能な影響を明らかにすることです。2011年1月から2019年12月までに発表された関連研究を、8つの電子データベースから検索しました。検索には、「成人または高齢者」「アロマセラピーまたはアロマ介入」「睡眠の質または睡眠満足度」という医学的サブヘディングを使用しました。統計解析には、MIX 2.0 Proを用いて、効果量の統合、均一性、異質性、およびトリム・アンド・フィル法を実施しました。対象となった30の研究を統合した結果、睡眠の質の全体的な効果量は0.74であり、統計的に有意でした。さらに、国別、研究デザイン別、介入タイプ別にサブグループ解析を行ったところ、東アジアの研究では1.02、準実験的研究では1.24、アロママッサージ療法の研究では1.30と、それぞれ高い睡眠の質が確認されました。また、12回以下の介入では0.86、介入期間が4週間以下の場合は0.80と、いずれも睡眠の質が向上していました。1回あたり20分以上のアロマセラピーでは効果量が1.28となり、睡眠の質に有意差は認められませんでした。さらに、方法論の質が8点以上の研究では、アロマセラピー後の睡眠の質が有意に向上しており、効果量は0.93でした。また、アロマセラピーは、ストレス、痛み、不安、うつ、疲労といった他の要因にも統計的に有意な影響を及ぼしていることが確認されました。

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