アロマの力で快眠へ:がん患者の睡眠改善に関する最新研究
- outlapjp
- 2月20日
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更新日:2月24日

がん患者の睡眠の質に対するアロマセラピーの効果を検証するため、関連するランダム化比較試験(RCT)をPubMed、Cochrane Library、Embase、CBM、CNKI、VIP、Wanfangデータベースから2021年11月までの期間で系統的に検索・分析した。研究の質はCochraneのリスク評価ツールを用いて2名の研究者が独立して評価し、データは標準化平均差(SMD)を用いて統計解析を行った。対象となったRCTは10件で、合計933名の患者(アロマセラピー群474名、対照群459名)が含まれていた。研究のバイアスリスクは中程度と評価された。結果として、アロマセラピーはがん患者の睡眠の質を有意に向上させることが示され(SMD=-0.79, 95%CI [-0.93, -0.66], p<0.01)、特に乳がん患者ではその効果がより顕著であった(SMD=-0.98, 95%CI [-1.57, -0.40], p<0.01)。単一のエッセンシャルオイルの使用がより良い効果を示し(SMD=-0.94, 95%CI [-1.25, -0.62], p<0.01)、中でもラベンダーオイルが最も効果的であった(SMD=-1.06, 95%CI [-1.49, -0.63], p<0.01)。一方、複数のオイルを組み合わせた場合、睡眠の質の改善は認められなかった(SMD=-0.21, 95%CI [-0.57, 0.14], p=0.23)。副作用については10件のRCTのうち4件で報告があり、そのうち1件では頭痛やくしゃみを訴える患者がいたが、他の研究では有害事象は確認されなかった。