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不眠症治療が精神疾患に与える影響—最新研究の検証

  • outlapjp
  • 2月21日
  • 読了時間: 1分

更新日:2月24日




本研究は、十分な規模のランダム化比較試験をもとに、不眠症と併存する精神疾患(大うつ病(MDD)、全般性不安障害(GAD)、心的外傷後ストレス障害(PTSD))に対する認知行動療法(CBT-I)の効果を検証した。不眠症はうつ病や不安障害の発症・持続に深く関与するが、現在の薬物療法や行動療法では不眠症状が十分に改善されず、寛解後も残存することが多い。CBT-Iは、MDD・GAD・PTSDを持つ患者の不眠症状において、従来の治療法よりも優れた効果を示す。しかし、CBT-I単独またはうつ・不安治療と組み合わせた場合のMDD・GAD・PTSDの全体的な改善効果については、研究結果が一貫していない。また、夜型傾向や症状の重症度が、CBT-Iの効果に影響を与える可能性が示唆されている。

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