睡眠が変われば心も変わる?―メンタルヘルス改善への鍵
- outlapjp
- 2月20日
- 読了時間: 1分
更新日:2月24日

睡眠が精神的健康にどの程度因果関係を持つのかは明確ではない。本研究では、睡眠の質を向上させる介入が精神的健康にも良い影響を与えるかを検証するため、無作為化対照試験(RCT)のメタ分析を実施した。対象となった研究は65件、介入は72件、総参加者数は8608名である。睡眠の改善により、精神的健康全般に中程度の改善効果(g+ = -0.53)が確認され、特に抑うつ(g+ = -0.63)、不安(g+ = -0.51)、反すう(g+ = -0.49)に対して顕著な影響が見られた。また、ストレス(g+ = -0.42)にも小〜中程度の改善があり、陽性精神病症状(g+ = -0.26)にもわずかながら有意な効果が確認された。さらに、睡眠の質がより向上した場合、精神的健康の改善効果も大きくなるという「用量反応関係」が示された。これらの結果から、睡眠は精神的健康の問題と因果関係がある可能性が示唆される。今後の研究では、睡眠改善の介入を精神的健康支援にどのように取り入れるかや、睡眠が精神的健康に影響を与えるメカニズムの解明が求められる。